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株価が動く仕組み

株価は通常、その企業の利益や成長性からみた妥当な数値へと移動しようとします。

あるいは、企業の業績がよくなった、とか、どこどこと提携した、とかの「材料」とよばれるものによって動きます。

なぜ、材料で動くのかというと、その株をほしい人が、いらないという人よりも多くなるからです。

つまり、株価の変動は直接的には需給できまります。

買いたい人が売りたい人より多ければ株価は上がり、買いたい人が売りたいひとより少なければ下がる。

と言われています。

でも実は、少し違うんです。

何が違うのか。

10人が欲しいと思っている株があるとします。売りたい人は1人しかいません。これを聞いたらこの株は取り合いになって、値がつり上がると思いますよね。

でも違うんです。

人ではなく、株数の問題

10人の欲しい株数が全部で10株とします。しかし、売りたいと思っている1人の株数は20株なんです。

買いたい人の株数より売りたい人の株数が多いので、この株の値段は下がります。

こういうことです。

株式投資においては、「人数」ではなくて「株数」を見なければならないんです。

そしてここからある1つの事実が見えてきます。

それは『株式投資ではお金を多く持っている方が有利』ということです。

機関投資家と外国人投資家

株式市場では、僕たち「個人投資家」の他に、「外国人投資家」と「機関投資家」がいます。

両者とも、僕らとは持っているお金の額が桁違いです。そのため、彼らの動向次第で株価の大勢が決まってしまうと言っても過言ではありません。

現に、5月の暴落は外国人がたくさん売ったせいだ、と言われています。

年々個人投資家が増えてきているらしいですが、彼らに負けないくらいの資金力と技術をつけたいものですね。

 

(つけたし)

需給に影響を及ぼす事柄にはいろいろなものがあります。

例えば、日本が好景気だと株式市場も盛り上がる、とか、企業が新製品を開発したとか、そういうことで株価は動きます。

なので、投資家は常にいろんな情報に敏感で、その情報の影響力を知ることやその情報を理解することに力を注ぎます。

それはただ投資をしていれば身につくものではないので、あなたも頑張ってたくさんのものを学んでいきましょう。

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