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ブックビルディング

■ かんたんな意味

新しく市場に出回る株の、発行するときの値段を決める方法のことです。その株に対する投資家の需要をしらべ、その結果をもとにして、株価が決定されます。

■ もっと詳しく

株には、みんな値段がついています。なんといっても、値段がついてないことには、取引そのものができませんからね。

いままで市場になかった株が、新しく市場に出回るときにも、とうぜんその値段をきめなければいけません。

そこで活躍するのが、「ブックビルディング」です。

ブックビルディングとは、市場に新しくはいってくる新人株式の値段をきめることなんです。ようは、新米の初任給みたいなものです(笑)。

ただ、ふつうの企業とは違って、株式市場では、その新米社員ごとに初任給が変わってきます。

それはどうやって決めるのかというと、株にくわしい専門家が、その新米の成績(業績)や内面(財政状態)を見て、これくらいからこれくらいの範囲かな? と幅をもたせて投資家へ提示します。

たとえば、「10万円~15万円でどうでしょう?」という風に。
(ちなみに、これを「仮条件」といいます)

それをもとに、新米に期待する僕たち投資家が、自分のほしい株数と値段を申し込みます。その申し込みの状況によって、新米が投資家に人気があるのか、それともないのかがわかり、それをもとに、新米株式の発行価格がきまります。

たとえば、投資家の人気が高く、みんなが15万円でも欲しいと思ったら新米の初任給は15万円になります。そして、新米株式は、申し込みをした投資家の中から、抽選で当たった人のものとなり、市場に飛びだしていくのです。

■ 使い方

あなた 「う~ん。ブックビルディングの抽選って、なかなか当たらないよなぁ。何かいい方法はないですか?」

証券マン 「やっぱり、地道に申し込みしていただくしかないですね~(取引バンバンしてウチに手数料落とせばいいんだよ)」

あなた 「そんな不公平な!」

証券マン 「聞こえてるんかい!」

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