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個人向け国債のキャッシュバックキャンペーン比較 2014年11月募集分

   

いちばんのオススメ

2014年11月の個人向け国債の募集が、明日7日にスタートします。本日6日に発表された今回の利率(税引前)はそれぞれ、変動10年の初回が0.29%、固定5年が0.08%、固定3年が0.05%です。

変動10年
0.29%
固定5年
0.08%
固定3年
0.05%

変動10年と固定5年は前回を下回り、固定3年は前回と同じく発行条件にさだめられている金利の下限です。10月末には日銀の追加金融緩和もありましたし、今後も国債の金利情勢からは目がはなせません。

参考 : 日銀の追加金融緩和についての専門家のコメントまとめ

11月募集分(12月15日発行)についても証券会社や銀行による個人向け国債のキャッシュバックキャンペーンがおこなわれています。以下におもな証券会社のキャンペーン内容をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

証券会社の個人向け国債キャンペーン一覧

キャンペーン概要

キャンペーン概要(2014年11月)
※ 2014年11月6日時点の情報です。キャンペーン内容は変更される可能性があるので、申込時に確認しましょう。

いつもどおり、キャンペーン対象の最低購入金額がもっとも低いのは、対面の野村證券とネットのSBI証券です。どちらも購入金額50万円から対象となります。

野村證券

野村證券は、変動10年・固定5年の購入金額合計が50万円以上の場合に、キャンペーンの対象になります。固定3年は金額・買付方法にかかわらずキャンペーン対象外なので注意が必要です。

インターネット購入(野村ホームトレードでの購入)の場合、さらに500円が加算されます。野村ホームトレードにはスマホ用サイトもあり、そちらでも購入が可能です。

キャッシュバックは2015年1月中旬ごろの予定です。

SBI証券

SBI証券は、購入金額合計50万円から対象で、50万円購入した場合のキャッシュバック金額は野村證券と同じく1,000円です。

ただ購入金額が大きくなるにつれ、ほかの証券会社とのキャッシュバック金額の差が大きくなります。またキャッシュバック金額50万円という上限があります。そのため、購入金額が100万円未満になる場合以外はオススメしません。

キャッシュバックは12月中旬ごろの予定です。

大和証券

大和証券は、購入金額合計100万円から対象で、現金のほかに「ダイワのポイントプログラム」交換ポイントが付くのが特徴です。

ポイントは書籍やトラベル・レストラン・グルメ・ギフトカード・マイレージ・寄付などの「セレクト商品」のほか、「口座管理料への充当」「IPO抽選参加サービスのポイント優遇」などと交換できます。

注意点は、購入金額合計から、11月4日から12月10日までに売却した個人向け国債の額面金額が差し引かれた金額が対象になるということです。

ただ、売却した個人向け国債の種類・回数によっては差し引かれないなど、細かな条件があります。詳しくは以下のページで確認してください。

参考 : 大和証券/ダイワで11月の個人向け国債キャンペーン

キャッシュバックは2015年1月16日ごろの予定です。

東海東京証券

東海東京証券は、購入金額合計100万円から対象です。しかし10月1日から12月10日までに売却した、個人向け国債の額面金額が差し引かれた金額が対象です。詳しい条件は以下のページで確認してください。

参考 : 東海東京証券の10月・11月の個人向け国債キャンペーン

キャッシュバックは12月下旬ごろの予定です。

そのほかの証券会社

そのほかの証券会社のキャッシュバックの予定は以下のとおりです。証券口座への入金が一般的ですが、受取方法の詳細はそれぞれの証券会社に確認してください。

SMBC日興証券
2015年1月中旬
みずほ証券
12月29日ごろ
SMBCフレンド証券
2015年1月上旬

SMBCフレンド証券のプレゼント内容は現金ではなく、「三井住友カードVJAギフトカード」というギフトカードです。また上限が20万円と決められています。

キャッシュバックをはじめとしたキャンペーンのプレゼントは、課税対象となる場合があります。詳細は所轄税務署などに相談してください。

以前はキャンペーンをおこなっていた三菱UFJモルガン・スタンレー証券、岡三証券、いちよし証券などの情報はまだ確認できていません。今月はおこなわないのか、それともまだ更新されていないだけなのか、気になるところです。

500万円未満のキャッシュバック金額

キャンペーン詳細(1) : 2014年11月

100万円以上の買付の場合、SBI証券以外はすべて同じ内容ですが、ホームトレードの利用で500円が加算される野村證券がもっともオススメです。

しかし個人的には、新規口座開設するほどのメリットではないと感じます。野村以外の証券会社に口座をもっているのなら、そちらで購入するのがいちばんカンタンです。野村は固定3年が対象外であることにも注意が必要です。

100万円未満の買付の場合は、ネット証券で口座数No.1のSBI証券がオススメです。

500万円以上のキャッシュバック金額

キャンペーン詳細(2) : 2014年11月

買付金額500万円以上の場合も、キャッシュバック金額はほぼ同じです。やはりSBI証券の条件がわるいですが、それ以外の証券会社ならどこでも良いと思います。

キャッシュバック金額も含めた利回り

たとえば野村證券で固定5年を1,000万円購入した場合、キャッシュバック金額は50,000円です。50,000円を5年で割ると10,000円で、購入金額1,000万円に対して年間の利回りは0.10%です。

これを固定5年の利率0.08%に足すと、利回りは0.18%です。つまり、0.18%(税引前)の利率の金融商品を購入するのと同じことになります。また、野村以外で固定3年を購入すれば、利回りは0.21%(税引前)です。

個人向け国債はキャッシュバックキャンペーンを利用して購入すると、かなりお得ということがわかります。

種類ごとのオススメ証券会社

変動10年・固定5年の場合は、購入する金額にかかわらず、野村證券のホームトレードでの買付がもっともオススメです。ホームトレードで購入した場合の「プラス500円」があるためです。

しかし、野村證券では固定3年がキャンペーン対象外です。そこで固定3年を購入する場合には、別の証券会社を選ぶ必要があります。

固定3年を購入する場合のオススメは、購入金額100万円未満ならネット証券のSBI証券、購入金額100万円以上なら、細かい条件のないSMBC日興証券、みずほ證券などがオススメです。

近くの金融機関で個人向け国債を買う

個人向け国債はネット証券でも買えますが、上記のようにキャッシュバック金額が対面証券よりも小さいです。そのためオススメは大手証券ということになります。

しかし、自分の住む地域にある金融機関で買いたい場合もあると思います。普段から付き合いのある金融機関で個人向け国債を買えるかは、直接問い合わせるのがいちばんですが、インターネットで調べることもできます。

参考 : 取扱金融機関一覧 : 財務省

上記のページでは「全ての取扱金融機関一覧」「都道府県別取扱金融機関一覧」「インターネット等による購入が可能な取扱金融機関一覧」という分類で、取扱いのある金融機関を調べられます。参考にしてください。

 -債券投資

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